先日、国内最大級のコンテンツ関係業社・アーティストが集まった展示会ライセンシングジャパンに行ってきました。そこで感じた近々やってくる映像系の将来像についてのお話です。
今回、日頃お付き合いのあるもぐさんにご招待していただいたので、まずはもぐさんのいるR・インジェスターさんへお邪魔して写真を撮らせていただきました。
以下、国際展示場で開催されていたライセンシングジャパンの会場にて撮影。
R・インジェスターさんのブース。一番右側がもぐさん |
シブい! |
仮面の漢出現に場内騒然 |
ブース中央に、商品を展示 |
ブース奥にも展示してあった。R・インジェスターさんは主にデザインなどをしている会社 |
可愛らしいキャラクターデザインなども手がけている |
4Kへの移行
ここ最近、情報発信のやり方について、テキストやイラスト、写真といった手法に加えて、動画という選択肢が急激に増えてきております。猫も杓子も動画だぜ、みたいな風潮といった感じです。
私は約3年前から独学で動画の仕事をやり始めたわけですが、やり始めた当時と比較して、体感的には3倍くらいの動画制作需要になっていると感じます。そこで、私の進むべき将来のことも考えて、動画業界が近い将来どの方向性へ進んでいくのか予想してみました。
いきなり結論から入りますと、映像業界は確実に4Kへ進んでいくだろうと思われます。4Kとは、いわゆる解像度の高い映像。つまりは今のテレビよりもっと綺麗に映る映像です。
これらの動きはまず映像制作側から入っていくでしょう。現在、テレビ番組の制作や、映画の撮影などは2K規格での制作が多いようです。つまり、フルハイビジョンの倍の綺麗さなわけですが、これを4Kにしていく流れになっていくでしょう。何故なら、ライセンシング・ジャパンの会場で展示されている製品が、どれもこれも4K対応の製品ばかりだったからです。もはや、時間の問題と言わざるを得ません。
そして次第に一般消費者も4Kテレビ購入へ移行していくと思われます。日本では、2014年7月からテレビ放送が開始となる予定だそうですが、ここは地デジのようにスムーズには以降しないでしょう。なぜなら、地デジの時のように、テレビが見れなくなるわけではないので、強制的ではないからです。しかし、この流れはゆっくりと確実に進んでいきます。
果たしてそんな高画質テレビ、みんなわざわざ買うの?って疑問があると、今は誰もが感じているだろうことは知っております。何年か前に、家電業界で3Dテレビをプッシュしていた時期がありました。個人的には、「こんなの流行るわけねーだろ」と思っておりましたが、案の定1年経つか経たないかくらいの期間で3Dテレビがプッシュされるようなことはなくなったと記憶しております。
しかし、4Kの圧倒的な画質を前にすれば、誰もが欲することになると思います。なぜなら、映像の歴史を振り返ると、時間とともに画質の向上が伴っているという事実があるからです。すなわち、人々が潜在的に綺麗なものを見たくなる=現実に近い体験を求めるということではないかと私は考えております。
ということで、2015年くらいに4Kテレビを購入する資金を今から貯めておくことを、私から皆さんに提案させていただきます。
素人でも4K
さて、視聴者側はテレビを購入することで済むが、動画製作者・配信者側はこれから徐々に高解像度への設備投資が進んでいくだろう。それに伴い、現在主流であるフルハイビジョン製品に関しては、価格が落ちていることが予想できる。2013年8月現在でも既にフルハイビジョンカメラなどは民生品で安価に手に入るようになっているが、これも更に進んでいくに違いない。
だがしかし、もし本格的に動画を制作するのであれば、私はより高画質の設備導入をオススメしたいのです。それは何故か?仮に、50年後に現在作った動画を見ると、やたらと古臭く感じてしまうコンテンツになってしまうからであります。コレに関しては、過去記事のこちらをご参照願います。
つまり何が言いたいのかと言いますと、ビデオカメラを買うなら、ちょっと無理してでも解像度の高いカメラを買っておいたほうがいいですよ、ってことで。
関連リンク
ライセンシングジャパン
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