総務省所管の情報通信研究機構(NICT)は来年度末までに、現行世界最速の100倍にあたる毎秒10テラビットの超高速通信を実用化するための実験設備を新たに設ける。
設備費用は総額190億円。
超高速通信は、ノイズの少ないレーザー光に大きさや傾きの異なる多数の波形を付けて情報を伝達する。波の間隔が狭まると互いに干渉し、波形が崩れる課題があったが新たな実験設備では、送信側で付けた波形が受信側で保たれているかどうかを確認する。
商用化されている世界最速の通信網は毎秒100ギガビットで、同機構では2020年度までに毎秒10テラビットの超高速通信網の実用化を目指す。
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情報通信研究機構