何年か前に、色んな経営者が言っておりましたが、「これからの時代はエンターテインメント性が重要になる」と言う言葉。
特にIT系の方々がおっしゃっており、私は当初その言葉の真意もわかりませんでしたが、本日の日経ビジネスに掲載されていた「祭で需要を掘り起こせ」という記事を読んで、ちょっと感じたことをちょろちょろと。
エンターテインメント性とは人を楽しませること
私は、何年か前から個人的なブログなどは既に手がけており、なんとなくこんな感じのことを言っているのかな?的な予想があり、その後現在に至るまでインターネットの仕事を手がけて、当時の経営者の方々が言っていたことが、うっすらとわかるような気がしてきました。
自分なりの解釈ですと、一言で表すならば「エンターテイメント性=人を楽しませる」ということになるのではないでしょうか。
とまあ、朝定食の鮭・納豆ばりに月並みな言葉を並べてしまい、出だしから本日も溜飲が下がる思いです。
人を楽しませられるようなサイトを作れるかどうか
セミナーではたまにお話するのですが、ちょっと前までのインターネットサイトでの収入方法というのは、大きく分けると3つでした。
1,物販:つまりは物を売るサイト
2,定額契約:月々おいくら万円みたいなサイト。前は携帯サイトなどに多かった
3,広告:バナー広告など他社の宣伝というかリンクを貼るやつ。アフィリエイトのような商品紹介もこれ
こんな感じです。
これはちょっと前のお話なので、今はこれに加えてさらに新しい形の収入方法が増えてきているのではないでしょうか。
とは言え、やはり基本はこの3つになりますが、これらの収入を増やすためにネット社会ではどうしたらいいのか?ということを真剣に考えていきますと、結論「人を楽しませられるようなサイトを作れ」ということになるんだと思います。
それがいわゆる自社の「コンテンツ」となるわけで、面白そうな企画が形になったもののことを「コンテンツ」と呼ぶわけだと、私は独自解釈しています。
だって、コンテンツって言われたってわかんないでしょ。
現に、3年前にコンテンツと聞いても、何のことか私はさっぱりわかりませんでした。
なんて残念な自分。
パチンコホールがネットで収入を上げる方法とは?
まあそれはさておき、ではパチンコホールがインターネットで収入を上げる方法があるのか?と言われれば、これはなかなか難しい問題ですね。
なぜなら、上記した収入方法ではなかなか成り立ちにくいためです。
まず物販ですが、例えば仕入れた台や一般景品などの物を販売することは、パチンコホールではできませんし、現在のホールが運営するブログやP-WORLDのサイトでお金取れんの?と聞かれると、まあ無理ですよね。
地域住民の人しか相手にしておりませんので、当然アクセスもそんなになく、広告も少し難しい。
そこで考えられたのが、サミタのようなバーチャルホールです。
こういった形で、リアル店舗への集客ではなく、ネット上で売上をGETしようぜ!という考え方ですね。
これならば、実に合理的に収入を得ることがパチンコホールでもできるわけです。
現に、サミタやネクソンを始めとして、SNSのゲームを提供している各社がパチンコやパチスロのアプリを提供しており、そこの需要が増えてきているようです。
ようです、というのは、真面目に各社の売上を調べてませんので、許してね♪
しかし、こぞって各社が始めるということは、やはり儲かっているという認識があるためでしょう。
ここに、現在のホールが参戦してもいいのでは?と私は考えます。
つまり、現在あるサミタやネクソンやハンゲームといったサイトの中に、自社のホールを作って、そこでアイテムやアバターの販売などをしたり、台などをカスタマイズできるような物を販売したり、ブログなどを作ってコミュニケーションを取れるようにしたり、といったことをするスタイルです。
これができれば、ネットのバーチャルホールを恨むことも少なくなるのではないでしょうか(笑)
しかし、残念なことに、昨年開設されたマルハンドリームネットが2月28日をもって閉鎖されてしまうという結果になってしまいました。
私は、企業単体がこういったことを始めるのは、あまり賛成ではありません。
当たり前ですが、事業立ち上げと継続をするのに莫大な資金が必要ですし、売上もそんな簡単に上がるものではなく、目処としては2~3年程度必要ではないかと考えるからです。
そんな資金はネットの知識がない一法人では難しいことではないのかな、と考えます。
ネットと現実の融合、そしてデジタルネイティブの影響力
話は大分逸れましたが、こういったネットの流れが、ここ最近の現実社会に反映され始めているのではないかと、日経の記事を読んで感じた次第です。
昨年の暮れあたりから、2013年は"ネットと現実の融合"がキーワードになるのでは?という言葉をよく耳にしました。
いや、随分と前から言われていたような気がしますが、それがやっと現実的な消費の数字として現れてきたのではないでしょうか。
さらに掘り下げるならば、生まれた時からネットに馴れ親しんでいる世代が、現実社会への影響力を次第に強めてきた証拠なのではないかと勝ってに洞察致します。
今後は人を楽しませることのできるオリジナルコンテンツを作れる人や企業が重宝されていくのかもしれません。
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