2012年11月22日木曜日

【コラム】 ダイナムの「(低貸玉は)通常、2000円あれば十分楽しめる」に "はてな?"と思ったお話

Pachinko balls
Photo by MShades

パチンコチェーン「ダイナム」の取材記事が日経ビジネスオンラインに掲載されていたので、読んでみました。


パチンコを知らないであろう記者が書いた記事は、細かい部分での「はてな?」はあれど、よくまとめられているかと思う(→ 日経ビジネスオンライン)。


通常、2000円あれば十分楽しめる

ただ、取材される側のダイナム(といっても取材を提案しているのだが)の森取締役が、低貸玉遊技について「通常、2000円あれば十分楽しめる。ゲームセンターより安いかもしれない」と発言した点においては、どうにも腑に落ちない印象を持った。

この金額は、データの平均的な部分から抽出されているのだろうと推測するが、これを見た時に、筆者の考えと隔たりがあるなぁと感じたのだ。

筆者が1円パチンコを遊技しようものなら、2,000円などあっという間になくなる印象を持っている。なので、5,000円くらいは用意しておかないと不安で打っていられない。

この「通常は2,000円あれば十分」という店舗(ダイナム)側の提案は、遊技しているとどうにも納得ができない部分なので、今度「2,000円」で十分楽しめるかテストしようと思う(大きく心象に左右されるが)。


また、「ゲームセンターより安いかもしれない」という部分については、多分に憶測が混じっていると推察される発言に感じ、安易にこういう事を言うのはいかがなものかという直感も働いて、ダイナムJ株を保有していることに不安を持つのであった。

できればこの部分こそ「ゲームセンターと同等」などと言い切って欲しかった。~かもしれないというのは、話し言葉としては成立するが文章にすると一気に説得力をなくすので注意が必要なのだ。


釘調整の部分については「口をつぐんだ」

あと気になった点といえば、釘調整に関する部分だろうか。「すべて公開する」と冒頭で方針を紹介されたものの、釘調整の部分については「口をつぐんだ」という。

また、パチンコの大当り確率に触れた部分において、「パチンコ店がこの確率を操作することは、事実上、できないと言っていい」と、ちょっと含みをもたせた表現を記事中で容認したのはいかがなものだろうか?

ここはビシッと、「(店舗側では)パチンコの確率を操作することはできない」と言い切ってもらいたかったところである(もしくは指摘するとか)。リーディングカンパニーなのだから尚更そう考える。


三本コーヒーが特殊景品卸!?

最後に、三本コーヒーが特殊景品の卸をしていることを初めて知り驚いた。

アシードと並んで、やたらパチンコ店に自動販売機があるなぁ、結託しているなぁと思っていたが、飲料だけでなく特殊景品卸もしているという事実は発見だった。



前代未聞、「パチンコ店の裏側ツアー」