昨日のニュースを見ていたら、「全国主要都市のLTE平均速度、ソフトバンクがトップ」(ICT総研実測調査)というニュースを見かけましたので、またちょっと感じたことを。
重要なのは今後
このリンク先のデータを見ますと、一番LTE回線速度が早かったのがソフトバンクだそうです。
次点はKDDI。
ただ、LTE回線事業に関しては、docomoのほうが始めたのが早かったそうです。
これを見た時に、単純にアンテナ数は変わらないけど、回線使用数が少ないからソフトバンクが早い?と思ったのですが、表を見るとどうやらアンテナ自体もソフトバンクが圧倒的に多いみたいです。
これにはちょっと驚きました。
ちまたでは、AUのほうがソフトバンクがつながりやすい、というiphoneユーザーの声を聞きますが、もしかしたら何年かで逆転するかもしれませんね。
イノベーターのパワーというのはスゴいな、と感じます。
平家物語
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわすおごれる人も久しからず…」
有名な平家物語の一節です。
要約すると「栄華はつづかない。栄えていてもいつかは落ちてゆく」という意味らしいです。
これに似たような格言、と言いますか一節が孫氏にも出ております。
と言っても、孫氏のほうが古いので、こちらが元ネタだと思いますが。
まあうる覚えですので正確な文章はわからないのですが、戦をして勝つ場合、「辛勝くらいがベスト」という一節があったはずです。
「圧勝、大勝はよろしくない」と。
理由は、圧勝、大勝をすると心のどこかでおごりや油断ができてしまい、必ずタガが緩むから、だそうです。
確かに、人間の心など脆いもので、調子がいい時は天狗になってしまったり、油断してしまったりすることが多数ですね。
では、ビジネスシーンではどうでしょうか。
今まで圧勝してきた企業が、時代の並に呑まれていく様を今我々は目撃しているのかもしれません。
歴史の教科書でも習いましたが、私達が圧倒的に信頼している“国”や“政府”など何度も滅んでいます。
「昔がよかったら、我慢していればそんな時代がやってくるかもしれない」なんて考えている人はパチンコ業界には、少なくともネットを多数利用している人にはいないと思いますが、今は一番でも着々と準備や攻勢を仕掛けてきているかもしれない心構えが必要なのかもしれませんね。
ちなみに、私は15年近くdocomoを利用しておりますが、はっきり言ってdocomo開発のソフトは殆ど実用に堪えません。
中でも象徴的なのが、SPメールと呼ばれるガラケー時代に愛用していたアドレス用のソフトなんですが、これがまた最低です。
受信したメールを開くのに、なんと3ステップもかかり、なおかつ反応が遅い(笑)
そして宣伝用のメールが届く&迷惑スパムメール対策もしょぼい、といいことなしなわけで、それこそスマホを利用している人からすると、GmailとLINEの良さを引き立てているとしか感じられないのではないでしょうか。
このへんは、昔からやっている企業なので、「システムが古すぎて移行するのに莫大な時間とお金がかかってできない」なんてことをいうのかもしれませんが、利用者が減り、売上が落ちてからでは意味がないのでは?と私は考えてしまいます。
私は、今我々の目の前で、あの歴史の授業で習った「産業革命」が起こっていると考えています。
あの時は、手作業で物を作っていた人が廃業し、工場の大量生産が主流となっていきました。
今は、PCやネットを組み合わせた商品が主流になっていき、それらを上手く活用できない業界や企業は厳しくなっていくのはないかと感じます。
パチンコ業界は今後どうなるのかわかりませんが、このままだと厳しい流れになっていきそうで怖いですね…。
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