地元AMラジオから流れた「キッスは目にして」のポップさに驚きを感じてしまったので、「エリーゼのために」を原曲にする楽曲を紹介したいと思います。
ほんとうは「テレーゼのために」?
「エリーゼのために」は、ドイツの作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのが作曲したことで知られています。ベートーヴェンは、モーツァルトやハイドンに弟子入りして音楽を学び、難聴に苦しめられながらも数々の歴史に残る名曲を残しました。
「エリーゼのために」には、1810年、ベートーヴェンが40歳の時に作曲されたもので、金持ちの娘エリーゼとの悲恋を表したものであるとか、実はその娘は「テレーゼ・マルファッティ」という名で、「テレーゼのために」が氏の悪筆により「エリーゼのために」として伝わったなどの説があります。
ただ、「エリーゼ(Elise」と「テレーゼ(Therese)」では随分差があるので、伝聞中に変化したのではないか?とも個人的には思うのですが、細かい部分は歴史家に委ねることにします。
原曲を聴いてみよう
ということで「エリーゼのために」の原曲を聴いてみましょう。
エリーゼのために
悲しさと楽しいひととき、苦悩・激情までもがたった3分間の中に込められています。
アレンジ楽曲アレコレ
それでは、本題の「エリーゼのために」を基にした楽曲を聴き比べてみましょう。
情熱の花 / ザ・ピーナッツ(1959年)
Caterina Valenteの「Tout L'Amour」をカバーした楽曲です。
キッスは目にして / ザ・ヴィーナス(1981年)
一周して逆にオシャレな気がする「キッスに目にして」は、当時の時代背景も交えてポップで楽しい雰囲気です。
Metal Heart / Accept(1985年)
ドイツのヘビメタバンド「アクセプト」の楽曲。「エリーゼのために」を曲のところどころに取り入れています。
7代目 Skyline(1985年)
テクノ帳で。日曜の朝に見たいCMです。
イヴの誘惑 / 井上晴美(1991年)
井上晴美って今、何やっているのかなーと思ったら、メキシコ人男性と結婚し、長野県で自給自足の生活をしながら子育てをしているそうです。
アソコに毛がはえた / 嘉門達夫(1995年)
小学校以下に聴かせると爆笑必至の嘉門達夫の「アソコに毛がはえた」。ジワジワッとくる笑いをどうぞ。
幸せになろう / 宇多田ヒカル(2002年)
カバーされた映像しか見つかりませんでしたが、この曲も「エリーゼのために」を使用しているとのことです。
I Can / Nas(2002年)
アメリカのヒップホッパー「Nas(ナズ)」の一曲。
For Elise / Shokun Hellharmonic Orchestra
重めのロック風で。
エリーゼのために / JYOWZZ
こちらはポップなロック調。いい味出ています。
エリーゼのために JAZZ Ver.
JAZZやボサノバにアレンジが入るとオシャレに聴こえますね。セピア調の写真が秋の雰囲気を伝えています。
「キッスは目にして」がいいなぁ
「キッスは目にして」をきっかけに「エリーゼのために」原曲(アレンジ)の楽曲を雑把にしてみましたが、クラシックアレンジ調の楽曲を探すのは面白いですね。しかし「キッスは目にして」の雰囲気が一番好きだなー自分は^^
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