CEREVO LIVESHELLを簡単にテストしてみましたので、簡単な雑感や仕様方法などをご紹介です。
今回は初回ということで、回線をwimax、SEREVO LiveShell(以下セレボ)にカメラ1台をHDMIで繋げてテストです。
まず、セッティングですが、説明書通りに手順を踏みますと、最初はPC、もしくはマホとの接続が必要になります。
今回は、まずスマホで接続してみます。
ちなみに、私の端末は、docomoのギャラクシーSです。
このギャラクシーSをwimaxのWI-FIで接続します。
そしてセレボを接続するわけですが、これが上手くいかなくて、なかなかイライラします。
この接続作業は、ヘッドホン用の3.5ピンジャックを利用して行われるので、多分音声信号か何かで接続情報を送っている?のか何なのかわかりませんが、とにかく繋がりません。
しかし、何度も試すと成功します。
なので、何度も根気よく試してみてください。
メーカーさんのオンラインQ&Aを見ると、無線LANのSSIDやらKEYなどを確認しろ、となっていますが、その番号を正しく入力していても繋がらない場合がございますので、ご注意下さい。
セレボとPCやスマホとを接続する仕組みはよくわかりませんが、音声を切っている(無音)にしていると接続信号自体を読み込まないので、無反応です。
信号が伝わっているときにはセレボ側の液晶画面が反応し、エラー表示が出ますので、信号が伝わっていることがわかります。
ちなみに、説明書には音量を最大にしてください、と書いてあるので、無音にしたままにする人はいないとは思いますが、2台目以降の接続時にうっかり、ということも考えられるので、注意が必要です。
そして接続が完了しますと、早くも配信ができるようになります。
同梱されているHDMI配線を使ってカメラに接続し、早速配信スタートです。
今回のテストでは、高度な配信に対応できるかどうかをチェックしたかったので、パチンコの演出を映してみました。
パチンコやスロットは、液晶画面の演出や玉やリールの動きが早く、非常に高度な配信設備を必要とします。
それに対応できるかどうかを知りたいわけです。
まず、フレームレートや解像度といった映像や音声の最初のセッティングですが、接続したスマホから遠隔操作ができるということだったので試してみました。
が、操作画面が小さすぎて、すぐさま断念。
スマホでの遠隔操作は、緊急時以外はやめたほうがいいかもしれません。
個人的には画面が小さいと操作がしにくいし、配信画面などをモニタリングできないので、やはりPCのほうがいいかと思います。
ということで、ここでノートPCにチェンジ。
ついでに回線もwimaxから、光回線の無線LANに変更しました。
これで、回線速度がアップ。
そしてまた最初の接続作業をします。
んで、無事終了し、配信をスタート。
最初はデフォルトの設定だったので、まずはPCから遠隔で操作してみましたが、なんだか上手くいきません。
PCで設定した項目が、すぐに元に戻ってしまいます。
なので、セルボ側の設定を変えてみます。
具体的には、最大ビットレート、フレームレート、静画質、動画質などを変更します。
その結果、かなり高画質の動画が配信できるようになりました。
ぶっちゃけ、回線が確保できれば、現在配布している無料版USTREAM PRODUCERよりも高画質で配信できます。
その後、セルボの回線のみをwimaxに切り替え、電波が弱い場合の配信と、移動中の配信をテストしてみることに。
事務所でのパチンコ配信に関しては、事務所でのwimax回線が弱いため、映像配信があまり上手くいかず、コマ落ちしたり停止したりと残念な結果に。
途中、電波が弱すぎて、配信が途切れたりしましたが、自動で配信が再開されます。
視聴者から見ると、映像や音声は途切れますが、配信が終了することはありません。
ここは非常に良いところです。
まあ、自動再開といっても、セレボの設定次第かもしれませんので、このへんはまた今度テストしてみます。
それと、録画も自動できちんと残るようです。
それから、外に出て、近所の牛丼屋に牛丼を食べに行ったところを配信致しましたが、これに関しては、非常に綺麗な映像が撮れました。
やはり、回線の確保ができれば、セレボの性能を十分に発揮できのではないでしょうか。
また、ノートPCを持ち運ぶこともないので、比較的コンパクトな設備の配信が可能です。
ここもいいところです。
ただし、セレボのバッテリーの容量がどのくらい持つのかはまだ試しておりませんので、どのくらい長時間の配信ができるのかは、後日検証させていただきます。
結論から言いますと、セレボ自体は小型の配信専用PCと考えてもらっていいのはないかと思います。
なので、ネット回線(有線でも無線でもOK)を別に必要としますし、配信する映像の質に関してはセレボが接続されている回線の速度に依存するケースが大きいと思われます。
なぜなら、HDMIで接続するカメラの殆どが、最低でも720p規格以上であるためです。
解像度については、セレボ側の設定が最大で720pのDV規格までですので、古いビデオカメラでOKです。
まあHDVカメラも繋ぐことは可能ですが、720p以上の配信はできないので、そこは注意が必要です。
ちなみに、配信画面では、最大ビットレートを2000まで設定できます。
配信中に確認しただけではありますが、最大で800くらいまでは出ている瞬間がありました。
なので、もし回線に不自由なく、またUSTREAM側に制限がなければ、かなり綺麗な配信ができる性能を持っているのではないでしょうか。
ちなみに、セレボに繋げるネット回線は、WimaxでもOKですし、スマホをつなげれば3G回線でもOKです。
それと、個人的には離れたカメラ+身近なカメラの2チャンネル切り替えができると相当配信の幅が広がると考えておりましたので、セレボの配信で使うダッシュボード(配信ソフト)で少し試してみました。
が、今回のテストでは、PC側のセレボの配信画面では、セレボに接続しているカメラ以外の切り替えができませんでしたので、今回はそのような配信ができませんでした。
そうなると、別チャンネルで放送しているものをデスクトップでキャプチャする形の配信しかできなくなるので、離れた位置でセレボを接続したカメラを使う理由というのは、場所を取らない、ということのみになってしまうような気がします。
しかし、パチンコホールなども場合は、場所を取らない=島上などに設置できる可能性があるので、もし特定の台を映すことがわかっていれば、非常に重宝するのではないでしょうか。
それと、話は変わりますが、セレボの配信ソフトであるダッシュボードに関しては、USTREAM PRODUCER2.0よりも断然使いやすくなっております。
各操作も直感的にわかるようになっていて、こちらは非常に高評価です。
ただ、XSPLITのような多機能ではないので、あくまでもカメラ映像がメインの配信に使用する形になると思います。
以上、簡単ではございますが、文字ばかりのCEREVO LiveShellテスト配信レポートでした。
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