どうも初めましましてザ・シャネルマンです
アフリカ出身の残虐超人です、よろしくお願いします
縁あって、酒パワーで記事書かせていただくことになりました
と言うことで、必殺シリーズを愛して止まない私の作品に対する想いを、
三十作+始末人入れて全31回に渡ってお送りしたいと思います!
っと全く需要の無い事をしたら、エンデックさんに怒られそうなんで
今回は、京楽さんから発売される「必殺仕事人Ⅳ」その元ネタとなっている「必殺仕事人Ⅴ」について書いてみたいと思います 今回からの新筺体、豪華役物がこれでもか!と装着されてる訳ですが原作的に全く意味を成して無い役物として、豪剣フラッシュ&スパークが有ります
前作の役物を進化させ、
時代劇のチャンバラと派手にシンクロする素晴らしい役物ですが
いかんせんこの台の原作である、仕事人Ⅴの世界観には全くそぐわない代物で
作中で唯一の剣術使いである中村主水が、刀で斬ると言う行為をほぼ行わない為、
この作品の版権台としては、全く無意味な役物になってます
(実際、演出中も仕事人ではなく、新仕置人2話の殺陣シーンを挿入して誤魔化してる)
では、いかにこの役物が作品的に不要な物かを実際のデータで見てみましょう
以下、今回の元ネタである「仕事人Ⅴ&SPウエスタン月夜」の主水の殺しリスト
(あくまで、メインの仕事時の物で話の展開上での序盤OR中盤の殺しはカウントしてません)
0話/SPウエスタン月夜
標的は二人
相手に刀の柄を抜かせて出てきた仕込み刀でセコ刺し
相手の太刀を袖に仕込んだ十手で受けて小刀でブスリ!
1話/すれ違いざま相手の小刀でブスリ!
2話/背後から小刀でセコ刺し
3話/刀の柄の仕込み刀で背後からセコ刺し
4話/背後から接近して小刀でセコ刺し
5話/襖の陰から小刀でセコ刺し
6話/相手に仕込み刀の柄を抜かせて、そのままセコ刺し!
7話/標的は二人、一人は前回と同じパターンで仕込み刀で
もう一人は腰の短刀を奪い二人同時にブスリ!
8話/背後から逆手持ちの大刀で喉を切り、とどめに腹部をブスリ!
9話/死体を囮にして背後から小刀でセコ刺し
10話/仕込み刀で抜刀しない利点を活かし、相手より早く正面からブスリ!
11話/簾を被せ目くらまし、倒れた所を大刀でブスリ!
12話/忍者相手に大活躍!大刀で三人倒すも全て刺殺・・・
13話/屋台のオヤジに変装、飲んでる所をカウンター越しに大刀でブスリ!
14話/居合抜きの達人と正面から勝負!抜刀しない仕込み刀のスピードを活かしてブスリ!
15話/酔った相手に肩を貸しつつ仕込み刀でセコ刺し
16話/手拭いで口をふさいで小刀でセコ刺し
17話/障子越しの相手の突きをかわして小刀でブスリ!
18話/物影からいきなり小刀でセコ刺し
19話/標的は二人、一人目は背後から小刀でセコ刺し
そのまま二人目の抜刀より早く小刀で喉を切り、止めに腹部をブスリ!
20話/物陰から着物を被せて小刀でセコ刺し
21話/油断させて後ろの標的を背中越しに小刀でセコ刺し
22話/挑発して襲ってくる敵を振り向きざまに小刀でブスリ!
23話/小刀で斬り上げ止めに腹部をブスリ!
24話/後ろから仕込み刀でセコ刺し
25話/相手に刀の柄を抜かせて仕込み刀でセコ刺し
26話/相手の大刀で腹部をブスリ!
どうですか?この堂々たる地味っぷりw
まあ仕事師として熟年を迎えて 、無駄の無い暗殺に特化したとの演出なんでしょうが
まさか、一度も斬り殺して無いとは驚きですw
大刀を抜刀したのは27話中、4回のみで全て刺殺
(そもそも全話刺殺なんですがw)
そして、セコ刺しの行きつく果ての「仕込み刀」は通算9回登場
何と3話に一度は仕込み刀でセコ刺ししてたってことに・・・
この様に、刀で斬る行為を全くと言っていいほど行わない為
豪剣なんて表現は、この作品には無縁の物です
そもそも斬らないんだから、同じくXスパークも無意味な役物と言えます
(唯一切ることが殺し技の「おりく」もたった5回しか出てない)
金掛けて役物付けるんであれば
今回は、仕事人Ⅴの主水のメイン武器でもある、仕込み刀の役物を付けるべきでした
(刀の柄がパカッと割れて中から仕込み刃が出てくる感じで)
ネーミングはセコ突きスパークとかセコ刺しフラッシュじゃ流石にカッコ悪いので
上手くアレンジするとして・・・
と言うか、そもそもこの版権自体
京楽の目指す派手な演出とは、メインの主水からして真逆に位置してる作品なんで
根本的に作品チョイスを間違ってますよ・・・
面子の豊富さ&主水の派手な殺陣など演出に生かしやすい要素を多分に含んだ
次作の激闘編の方が、京楽の演出とマッチングして活きた筈ですよ
ファン評価も後期の中では高いですし
一般層・マニア層の両方にも受け入れやすい版権機に出来たと思うんですけどね~残念です