財務省は8日、今年10月の国際収支状況の速報を発表しました。
発表によれば、所得収支の黒字幅は拡大したものの、貿易・サービス収支」が赤字に転じたことから経常収支は前年同月比▲9,325億円の5,624億円となりました。黒字幅の減少は東日本大震災が発生した3月から8ヶ月連続のマイナス。
特に貿易業が鉱物性燃料の価格上昇や輸入が増加したことを背景に、前年同期比▲1兆1,098億円の▲2,061億円となり、2ヶ月ぶりに赤字に転じました。商品別では半導体などの電子製品や船舶の減少が▲20%以上となっています。
また、資本収支は▲5,277億円(前月:1兆8,098億円)。
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平成23年10月中 国際収支状況(速報)の概要
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